LP鑑定法

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LP鑑定法について

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「オリジナル盤」

音楽ファンやオーディオファイルを麻薬のようにとりこにするこの言葉に魅了され続けはや30年、
私も悩める日々を送って来たものです。
自分が苦労して入手した盤がオリジナル盤かどうか?
これは、マニアにとっては大問題なのです。

一般に、LPレコードは、古い(オリジナルに近い)ほど高価です。
では、同じ番号で、どれが古いかを判別するにはどうするのでしょうか?
一般的には、ジャケットやレーベルで、そのLPができた年代を推定することができます。
その判断についての情報を以下にまとめました。

 

Columbia編

このレーベルの音質上の特色は、デッカの鮮烈なサウンドに比べ、
聴く者を包み込むような、 音場感豊かな上品なサウンドといってよいでしょう。(2005・3・29記)

 

■ブルー&シルバーレーベル

コロムビア(Columbia)社のレコードで、最もオーディオファイルに人気があるのは、オットー・クレンペラーやアンドレ・クリュイタンス、ダヴィッド・オイストラフそしてレオニード・コーガンなどの名録音で非常に有名な、SAX(サックス)シリーズでしょう。

特に、スカイブルーの地にシルバーで文字が印刷され、格子模様が全体に入り、ラベルの全周を広い帯で囲んでいる「ブルー&シルバーレーベル」は名盤のオンパレードです。(番号で言うとSAX2526、2532をのぞくSAX2252から2539までのレコードではこのレーベルデザインがオリジナルです。)

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■ハーフ・ムーン(セミサークル)レーベル

SAX2252と2532、そして2540以降のオリジナルレーベルデザインは、「ハーフ・ムーン(あるいはセミサークル)」と呼ばれるものです。

このデザインは、後述のEMI(HMV)のレイアウトに似ているが、レーベルのどこかに「Columbiaの文字が入っているため、簡単に見分けが付きます。後期のレーベルは、EMIの「スタンプニッパー」とほぼ同じであるが、ニッパー犬の代わりに、音符が印刷されています。

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EMI(HMV)編

蓄音機のラッパに耳を傾け、熱心に(?)音楽鑑賞をしている名犬「ニッパー」君で有名なEMI(HMV)にも、
多くのセンターレーベルのヴァリエーションが存在します。(2005・3・28記)

 

■ホワイト&ゴールドニッパー

最も初期のレーベルは、白地に円形のラベルで蓄音機とニッパー君をあしらい、その下にスピンドル孔を横切る「STEREOPHONIC」の文字があり、金色で縁取りがされているデザインです。

これを、私たちは、「ホワイト&ゴールド・ニッパー」と呼びます。レコード番号で言えば、ASDの251から575 あたりのLPはこのレーベルが、オリジナルです。

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■セミサークル

これ以降は、基本的には、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパー君の絵が入り、半円の上部は「HIS MASTER’S VOICE」のロゴが印刷されたデザインになります。これを、「半円(セミサークル)ニッパー」と呼びます。

番号では、ASDの576あたりから2470までは、オリジナルであると考えられています。
今まで紹介した、DECCAやColumbiaも名演・名録音のオンパレードでありましたが、HMVもそれに勝るとも劣らない名盤がカタログを埋め尽くしている。中でも、シューリヒトのブルックナー、ケンペ・バルビローリの一連の録音、そして、以前このコーナーでもとりあげたデュ・プレの名盤は、オーディオファイル・音楽ファンの憧れの的です。

特にASD429のモーツァルトとバッハのヴァイオリ協奏曲集(ジョコンダ・デ・ヴィートのヴァイオリン、ラファエル・クーベリックの指揮)はもしかしたら、クラシック音楽のすべてのLPの中でも、もっとも入手の難しいLPのひとつかもしれない。(事実、私は、このLPについては、いまだかつて見たことも、聞いたこともありません。)

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■スタンプニッパー

これ以降は、スタンプ(切手)ニッパーと呼ばれるレーベルデザインになります。これは、セミサークルレーベルのニッパー君の部分が、四角い縁取りで囲まれ、ちょうど切手(スタンプ)のように見えるためです。

これにも、二つのヴァリエーションがあります。ニッパー君の絵が、カラーかモノクロかの違いです。番号で見ると、ASD2470あたりから2750あたりまではカラー・ニッパーがオリジナルでこれ以降は、モノクロのニッパーが初版ということになるらしい。この、ASDシリーズの半円ニッパーとスタンプ(カラー、モノクロ両方とも)ニッパーのLPは盤自体のクオリティがとても高く、ばらつきも少なく、優秀なプレス技術といえます。

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■新ニッパー

1980年代中ごろからの、主にデジタル録音主体の時代のレーベルは、ステレオ初期の「セミサークル」に似たデザインのものになります。

これを、我々は、「新ニッパー」と呼ぶ。これが、EMIの最後期のレーベルデザインとなります。

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英DECCA編

デッカのセンターレーベルのデザインは年代別に4つのグループに分けることができます。

それぞれを 、オーディアファイルはED1、ED2,ED3、ED4と呼んでいます。
また、それらの中でも、ED1からED3までを「ラージ・レーベル」(またはワイド・バンド)、
ED4を「スモール・レーベル」と大別しています。(2005・3・29記)

 

■ED1

ラージ・レーベルは、読んでその字のごとく、スモール・レーベルよりもセンターレーベルの大きさが、ひとまわり大きい。また、レーベル中にデザインされている銀色の帯(黒色で「FULL FREQUENCY」と書かれている)の幅が13ミリメートルあり、ED4よりかなり広い。そのため、「ワイド・バンド」とも呼ばれています。それで済めば、話は簡単ですが、そうは問屋が卸さないのです。

実は、「ラージ・レーベル」だけでも、3種のヴァリエーションが存在する。もっとも古いタイプが「ED1」と呼ばれるタイプです。ラージ・レーベルの外周から約1センチのところに溝(GROOVE)があり、レーベル外周の時計でいうと10時のあたりに「ORGINAL RECORDING BY DECCA」と印刷されています。このレーベルが、デッカのステレオレコードの中でも、もっともプレスの時期が早く、オーディオファイルたちの憧れの的です。

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■ED2

続くED2はレーベルデザインについてはED1とほとんど同じですが、

10時の位置が「MADE IN ENGLAND」となっています。

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■ED3

続くED2はレーベルデザインについてはED1とほとんど同じですが、10時の位置が「MADE IN ENGLAND」となっています。

ED3はED2におけるセンターレーベル外周部の溝のないものです。

DECCAのステレオLPでは、ED1または2が存在するレコードは(SXL 2000番台すべて)(SXL 6001~6368まで)だそうで、ED3は、 SXL 6369~6448までに存在します。

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■ED4

それ以降の番号はED4がオリジナルです。

(ただし、SXL 6435と6447はED4がオリジナルです)

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■ジャケット

また、ジャケット裏の解説文が青い輪郭で囲まれたものを時折見かけます。

これは、「ブルー・ボーダー・ジャケット」と呼ばれ、DECCAの最初期だけのもので、とても珍しい。 さらに、初期のジャケット裏の右下には、ジャケットの印刷時期(月/年)が印刷されているものもあります。

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DGG(ドイツグラモフォン)編

DGの場合、一般的には2つのレーベルがあります。
チューリップレーベルとブルーレーベルです。(2005・3・28記)

 

■チューリップレーベル

外周が白と青のチューリップ(百合)で囲まれたもの。
チューリップレーベルでも時代によって、2つに分けられます。
古いものは、チューリップの内側の著作権に関する注意が
「ALLE~」の文章で始まるものです。
私は、カタログ上に「ALLE」と記している。
もうひとつは、「MADE IN ~」となっています。

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また、チューリップのLPの古いもののジャケットのほとんどは、DG特有の
黄色い額の中央下の部分の「STEREO」部分が赤く塗りつぶされています。
これを、「赤ステレオ」(または、赤ST)と言うことが多い。
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これより古い時期のステレオのLPのジャケットは、この部分の文字が細いゴシック体で書かれたり、「STEREO」のステッカーが貼られているものもあります。
また、モノラル時代の古いレーベルには、「LP33」の文字が入ったものがある。

これは、SP盤がまだ出ていた時代のものと考えられます。
デジタル録音のレーベルは、ほとんどが、ブルーラインと同じですが、
デジタル録音である旨の記入が入ります。

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さらに、細かい分け方がございますが、
今回のところは、このあたりにとどめておきます。
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■ブルーラインレーベル

外周が青の二重線で囲まれたものです。 dgg5.jpg